魚の脂質が体に良いということを
聞いたことはあると思います。
栄養管理士に聞いても魚は
必ずお勧めされます。(和食)
しかしどのように体に良いのか
知っている人は意外と少ないのでは
無いでしょうか。
今回は魚に含まれる脂質(オメガ3脂肪酸)が良い
理由について健康への影響やその効果を
解説します。
オメガ3脂肪酸を含んでいる
魚の脂質はオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。
オメガ3脂肪酸は体内で合成できない
必須脂肪酸の一つで
食事から摂取する必要があります。
特にサーモン、マグロ、サバ、
イワシなどの青魚には
オメガ3脂肪酸が多く含まれています。
業務スーパーならサバの缶詰が100円前後で
購入できるのでお勧めです。
因みにオメガ3脂肪酸には以下の3種類あります。
・アルファリノレン酸(ALA)
・エイコサペンタエン酸(EPA)
・ドコサヘキサエン酸(DHA)
オメガ3脂肪酸が心血管系に与える効果
魚に含まれるオメガ3脂肪酸が
健康に良い理由の一つは、
心血管系に与える影響です。
オメガ3脂肪酸は血液中の中性脂肪を減少させ、
血圧を下げる効果があります。
これにより動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中など
心血管疾患のリスクを低減させることができます。
また、オメガ3脂肪酸は血液を
サラサラにする働きがあり、
血栓を防ぐ効果もあります。
これにより血流がスムーズになり、
脳や心臓への血液供給が安定します。
脳の健康とオメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸、特にDHAは、
脳にとって非常に重要な成分です。
DHAは脳の細胞膜の構成要素であり、
神経伝達を円滑にする役割を果たしています。
そのためDHAが不足すると、
認知機能が低下する可能性があります。
「魚を食べる頭が良くなる」という
言葉もここから来ているのでしょう。
またオメガ3脂肪酸は、
うつ病や不安症などの精神的な健康にも
良い影響を与えると言われています。
オメガ3脂肪酸に含まれる抗炎症作用
オメガ3脂肪酸には抗炎症作用もあります。
慢性的な炎症はさまざまな疾患の原因となると
言われており、心血管疾患や関節炎、糖尿病、
さらには癌などのリスクを高める要因と
されています。
オメガ3脂肪酸を摂取することで
体内の炎症を抑えることができ、
これらの疾患の予防に役立ちます。
特に関節炎はオメガ3脂肪酸が炎症を軽減し、
関節の痛みを緩和すると言われているので
筋トレで関節を痛めることが多い人に
お勧めです。
オメガ3脂肪酸とダイエット
魚に含まれる脂質はヘルシーな脂肪として
ダイエットにも役立ちます。
オメガ3脂肪酸は体脂肪の蓄積を防ぐ働きがあり、
脂肪燃焼を促進するためダイエット中にも
積極的に摂取したい脂質です。
とはいえあくまで脂質なので、
食べすぎには注意しましょう。
他にも魚を揚げる時や焼く時は、
油を使用しているので脂質の
取りすぎに注意が必要です。
まとめ
魚に含まれる脂質は、
健康にとって重要な役割を果たします。
オメガ3脂肪酸は心血管疾患の予防、
脳の健康、炎症の抑制など
多くの健康効果があります。
またダイエットにも適しており、
ヘルシーな脂肪として理想的な食材です。
刺身で食べれるので
魚本来の栄養だけを摂取できるのも
嬉しいポイントです。
これを機会に魚を食べようと思って頂ければ
嬉しいです。
以上です。